白内障手術
白内障とは?

この絵は眼球の断面図で、左半分は若年者、右半分は高齢者のものです。前方(上方)のレンズ(矢印)が、年齢と伴に中心部は黄色く、周辺部は白く濁ってくるのが白内障です。ヒトは、このレンズを通して外を見ているので、進行すると視力が落ちてきてしまうわけです。もちろん、めがねを掛けても治りません。点眼薬で進行を遅らせることはできますが、濁りを取り除くことまではできません。
手術当日の流れ、前後の注意点はこちら


白内障セルフチェック
あてはまる項目が多くてご心配な方は、一度眼科でチェックを受けられることをお勧め致します。

- 知人の顔が判りづらくなった
- 親、兄弟に白内障の方がいる
- 明るいと、かえってかすむ
- 夜、電灯に虹がかかって見える
- 見え方に左右差がある
- 最近、距離感が無くなってきた
- 65歳以上である
- 野外で紫外線を浴びる事が多い
- 昔、眼を強打したことがある
- 糖尿病、アトピー性皮膚炎がある
- 長期にステロイド内服治療中である
手術方法は?

当院では、超音波手術装置と顕微鏡を用い、濁ったレンズを破砕吸引して、眼内レンズ(矢印)を移植する手術を行っております。切開はわずか2~3mmですので、原則縫合は行いません。日帰りも可能です。麻酔は点眼薬で行い、手術時間は10~20分ですので、患者負担が軽くて済みます。

超音波手術装置
